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『イスラーム思想を読みとく』(筑摩書房)刊行

2017年10月、ちくま新書『イスラーム思想を読みとく』を刊行しました。

書名『イスラーム思想を読みとく』

著者名:松山洋平

出版社:筑摩書房

ちくま新書254頁、税込み価格:820円+税

http://www.chikumashobo.co.jp/product/9784480069894/

目次

序章 日本のイスラーム理解:「酒がやめられないからムスリムになれない」?

第一章 ムスリムはなぜ「過激派」を「破門」しないのか?

  1 イスラームにおける信仰と不信仰:神学的な背景

  2 最高権威の不在の理由:制度的な背景

第二章 イスラームマップを読みとく:争点の主体

  1 スンナ派全体の構図

  2 思弁神学の誕生

  3 「ハディースの徒」:スンナ派の「反」思弁神学の流れ

  4 サラフ主義とジハード主義

第三章 「穏健派」と「過激派」の見解の相違はどこにあるのか?

  1 シャリーアを放棄する不正な為政者への反逆

  2 カリフ問題

  3 ジハードとは何か?

  4 前提となる思想的状況とは?

第四章 解釈の正統性をめぐる問い:だれがイジュティハードをするのか?

  1 イスラーム法学における解釈の制限

  2 近現代におけるイジュティハードの要請

  3 問われるイジュティハードの主体

  4 自由化した宗教市場のなかで

  5 今後の流れ

※ このほか、理解を助けるコラムが挿入されるほか、本書で使用した専門用語の解説が巻末についています。

主題

本の「そで」には、本書の主題について次のような解説があります。

現代イスラームの「過激派」と「穏健派」の争点はどこにあるのか? なぜ、同じスンナ派同士で争うのか? 「穏健派」のムスリムは、なぜ「過激派」を「破門」しないのか? イスラーム神学、古典イスラーム法学、現代イスラーム思想を横断し、問題の背景と核心に迫る。「イスラームのテロ」に警鐘を鳴らすのでも、「平和な宗教」としてイスラームを擁護するのでもなく、対立の思想的争点を浮き彫りにする一冊。 

けっして「テロ」の問題を主題として論じた本ではないのですが、そういった問題を含む、現代のイスラム教(特にスンナ派)の思想的な対立軸を、イスラム神学(とイスラム法学)の観点からスケッチしたものです。

【書評・広告掲載情報など】(2018年4月26日現在)

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